「最近、洗濯機のモーター音がうるさくなった…。」
「ブーン、ゴー、ガタガタと今まで聞こえなかった音がして故障ではないか心配。」
「修理と買い替え、どちらを選べばいいの?」
このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
洗濯機の異音は、モーターの故障だけが原因とは限りません。
洗濯物の片寄りや詰めすぎ、本体の傾き、排水口の詰まりなど、自分で改善できるケースも少なくありません。
一方で、焦げ臭さや煙、激しい振動、水漏れを伴う異音は、すぐに使用を中止すべき危険なサインである可能性もあります。
この記事では、洗濯機のモーター音がうるさくなった原因や音の種類ごとの見分け方、自分でできる対処法、修理を依頼する前の確認ポイント、買い替えを判断する目安まで詳しく解説します。
最後まで読めば、ご自宅の洗濯機が自分で対処できる状態なのか、それとも修理や買い替えを検討すべきなのかを落ち着いて判断できるようになります。
洗濯機のモーター音がうるさくなった原因7つ
洗濯機のモーター音がうるさくなった場合、モーターそのものが故障しているとは限りません。
洗濯物の片寄りや詰めすぎ、本体の傾きなど、家庭で直せる原因によって大きな音が発生することもあります。
一方、洗濯物を入れていない状態でも異音が続く場合は、内部部品やモーターが劣化している可能性も考えられますね。
まずは音が鳴り始めたタイミングを思い出し、次の7つを順番に確認してみましょう。
①洗濯物の片寄り
脱水中にガタガタ、ドンドンという大きな音がする場合は、洗濯物が槽の片側へ寄っている可能性があります。
洗濯槽は高速で回転するため、重さのバランスが崩れると、本体が大きく揺れやすくなるんですよ。
たとえば、バスタオルやジーンズ、厚手のパーカーなどは水を含むと急に重くなります。
重い衣類が一か所に集まると、回転するたびに洗濯槽が外側へ引っ張られ、まるで中で大きなボールが暴れているような音になることも。
音が大きくなったと感じたら、いったん運転を止めて、洗濯槽が完全に止まったことを確認してください。
そのうえで衣類をほぐし、槽の中へ均等に広げてから脱水をやり直すと、音が小さくなる場合がありますね。
毛布やシーツなどの大きな洗濯物は、洗濯ネットの使い方や洗い方が機種ごとに決められている場合があります。
無理に丸めて入れると片寄りやすいため、取扱説明書に書かれた方法を確認しておくと安心でしょう。
筆者としても、脱水時だけ急に音が大きくなったなら、最初に片寄りを疑うのがおすすめです。
衣類を入れ直すだけで静かになれば、故障ではない可能性が高いと考えられますよ。
②洗濯物の詰めすぎ
洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯槽を回すための負担が大きくなり、運転音も目立ちやすくなります。
一度にたくさん洗えば家事が早く終わりそうですが、入れすぎるとかえって洗濯機へ無理をさせてしまいますね。
衣類がぎゅうぎゅうに詰まった状態では、洗濯槽の中で水や洗剤がうまく行き渡りません。
衣類同士が動きにくくなり、洗濯槽を回転させる際の音が以前より重たく聞こえることもあります。
特に、濡れると重くなるタオル、トレーナー、デニムなどをまとめて入れた日は注意が必要です。
乾いている状態では余裕があるように見えても、水を吸うと重さが増えるため、脱水時の負担も大きくなりますよ。
まずは洗濯物を3分の1ほど取り出し、少ない量で運転して音が変わるか確認してみましょう。
量を減らした途端に静かになった場合は、詰めすぎが原因だった可能性があります。
洗濯容量が8kgと書かれていても、すべての衣類を毎回8kgまで入れてよいとは限りません。
毛布やおしゃれ着などは別の上限が設定されている場合があるため、取扱説明書を一度確認しておきたいところですね。
洗濯回数を減らすことよりも、洗濯機が無理なく回れる量に抑えることが、静かに長く使うコツです。
③本体の傾き
洗濯機本体が少しでも傾いていると、回転時の振動が床へ強く伝わり、モーター音まで大きく感じることがあります。
見た目ではまっすぐ置かれているようでも、脚の高さが合っていないケースは意外と多いものです。
洗濯機の四隅を上から軽く押し、カタカタと動かないか確認してみてください。
どこか一か所でも浮いていると、脱水時の細かな振動が本体全体へ広がり、大きな騒音につながります。
床が柔らかい、洗濯パンがゆがんでいる、防水パンの上にゴミが挟まっている場合にも、安定しにくくなりますね。
引っ越しや掃除で洗濯機を動かしたあとから音が大きくなったなら、設置状態を疑う価値があります。
多くの洗濯機には、本体の傾きを確認するための水平器が付いています。
気泡が中央から外れている場合は、調整脚を使って水平に近づけましょう。
ただし、大型のドラム式洗濯機は非常に重いため、一人で無理に動かすのは危険です。
手が届かない場所の調整や持ち上げ作業が必要なら、設置業者や修理窓口へ相談してください。
防振マットを敷く前に、まず本体が水平でガタついていないか確かめることが大切ですね。
④異物の混入
カラカラ、カチカチ、ガリガリといった音が聞こえる場合は、硬貨やヘアピンなどの異物が入り込んでいる可能性があります。
洗濯前にポケットを確認したつもりでも、小銭や鍵、ネジなどが残っていることはありますよね。
衣類から出た異物が洗濯槽の中で転がると、回転するたびに金属へ当たり、乾いた音が鳴ります。
ファスナー、ボタン、ブラジャーの金具、衣類のひもに付いた部品が槽へ当たっている場合もあります。
まずは運転を止め、洗濯槽が完全に停止してから衣類を一枚ずつ取り出して確認しましょう。
槽の底や糸くずフィルター付近に、見える範囲で異物がないかも確認してください。
異物が手で簡単に取れる位置にあるなら、電源を切った状態で慎重に取り除きます。
奥へ入り込んで見えない場合や、洗濯槽と外槽のすき間に落ちた可能性がある場合は、分解しないでください。
無理に工具や針金を差し込むと、槽や配線を傷つけてしまうおそれがあります。
衣類をすべて取り出した状態でも同じ音が続くなら、メーカーや修理業者へ点検を依頼したほうが安心でしょう。
洗濯前のポケット確認と、ファスナーを閉じて洗濯ネットへ入れる習慣が、異物音の予防につながりますよ。
⑤排水経路の詰まり
排水中や脱水へ移るタイミングでブーンという音が長く続くなら、排水口や排水ホースに汚れがたまっている可能性があります。
洗濯機は洗い終わった水を外へ出してから、高速の脱水運転へ進みます。
排水がうまく進まないと、ポンプや内部機構が長く動き続け、普段より音が目立つ場合がありますね。
糸くず、髪の毛、洗剤のかす、衣類から出た細かな繊維などは、少しずつ排水経路へたまります。
排水ホースが家具や壁に押されてつぶれていたり、途中で折れ曲がっていたりするケースも珍しくありません。
最初に糸くずフィルターを取り外し、取扱説明書に書かれた方法で掃除しましょう。
次に、排水ホースが折れていないか、無理に持ち上がっていないかを目で確認します。
排水口を掃除する場合は、必ず運転を止め、電源プラグを抜いてから作業してください。
床へ水がこぼれる可能性があるため、タオルや浅い容器を準備しておくと作業しやすいですよ。
掃除後も排水に時間がかかる、エラーが出る、床へ水が漏れる場合は、自力での対応を続けないほうが安全です。
排水経路が原因の音は、モーター故障のように聞こえる場合もあるため、修理を依頼する前に確認しておきたいポイントですね。
⑥部品の摩耗
洗濯物や設置状態に問題がなく、空の状態でも異音が続く場合は、内部部品が摩耗している可能性があります。
洗濯機の内部には、洗濯槽を支える軸受けやダンパー、回転を伝える機構部品などが使われています。
長年の運転で部品がすり減ると、ゴー、ガー、キーキーといった音が発生する場合がありますね。
特に脱水中だけ低く響く音が大きくなった場合は、回転を支える部品へ負担がかかっている可能性も考えられます。
以前は聞こえなかった金属音や、一定の間隔で繰り返す異音にも注意が必要です。
内部部品の摩耗は、衣類を入れ直したり、本体を水平にしたりしても改善しないことが多いでしょう。
音と同時に洗濯槽の回転が不安定になる、脱水できない、エラーが表示される場合は、点検を検討してください。
洗濯機内部には電気配線や重い部品があり、利用者が分解すると感電やけがにつながるおそれがあります。
異音の場所を確かめようとして、底面カバーや背面パネルを外すのは避けましょう。
修理相談の際は、音が鳴る工程、音の種類、使用年数、エラー番号を伝えると、症状を説明しやすくなります。
スマートフォンで異音を録音しておく方法も便利ですよ。
⑦モーターの劣化
確認できる原因を取り除いてもモーター音が大きい場合は、モーターや関連する電気部品が劣化している可能性があります。
モーターは洗濯槽を回すための重要な部品で、洗いから脱水まで何度も動きます。
長期間使い続けるうちに、内部の部品が摩耗したり、回転時の音が以前より大きくなったりすることがありますね。
ただし、ブーンという音が聞こえたからといって、モーター故障だとすぐに決めつけることはできません。
機種によっては、給水や排水、循環ポンプの動作で似た音が鳴る場合もあります。
判断するときは、購入時より明らかに音量が増えたか、空運転でも音が鳴るか、回転が止まるかを確認しましょう。
焦げ臭いにおい、異常な発熱、煙、強い振動、水漏れが伴う場合は、すぐに使用を中止してください。
安全を確保したうえで電源を切り、必要に応じて電源プラグを抜き、販売店やメーカーの修理窓口へ相談します。
使用年数が長い洗濯機では、モーター交換だけでなく、ほかの部品も同時に劣化している可能性があります。
修理費用が高くなる場合は、今後の故障リスクや新しい機種の省エネ性も含めて、買い替えと比較したいところですね。
筆者としては、空運転でも以前とは違う大きな音が続くなら、無理に使い続けず、早めに点検を受けるのがおすすめです。
異音の種類で分かる原因5つ
洗濯機の異音は、音の種類によって疑われる原因が変わります。
ただし、ブーン音だからモーター故障、キュルキュル音だからベルト故障というように、音だけで故障箇所を断定することはできません。
音が鳴る工程や振動の有無、洗濯物を入れていない状態でも続くかを合わせて確認することが大切ですね。
ここでは、洗濯機から聞こえやすい5種類の音について、考えられる原因と確認方法を紹介します。
①ブーンという音
洗濯機からブーンという低い音が聞こえる場合は、モーターだけでなく、給水や排水に関係する部品が動いている可能性があります。
洗濯槽を回すモーターはもちろん、機種によっては排水ポンプや循環ポンプが動くときにも、似たような低い音が発生します。
そのため、ブーンという音が聞こえたという理由だけで、モーターが故障したと判断するのは早いでしょう。
まずは、洗い、すすぎ、排水、脱水のうち、どのタイミングで音が鳴っているかを確認してみてください。
洗濯槽が回転している最中に音が大きくなるなら、洗濯物の量や片寄り、回転部分への負担が関係している可能性があります。
排水時にブーン音が長く続く場合は、排水ホースの折れ曲がりや排水口の詰まりによって、排水が進みにくくなっていることも考えられますね。
糸くずフィルターへ繊維や髪の毛がたまっていないか、排水ホースが家具や壁に押されていないかも確認しましょう。
また、ドラム式洗濯機では、洗濯水を循環させるポンプの動作音が聞こえる機種もあります。
購入したときから同じ音量で、取扱説明書に正常音として掲載されているなら、故障ではない可能性が高いです。
一方、以前より明らかに音が大きくなった、ブーン音が続いたまま回転しない、エラー表示が出る場合は注意が必要。
洗濯物をすべて取り出した空の状態でも同じ音が続くなら、内部部品やモーターに不具合が起きている可能性があります。
焦げ臭さや異常な発熱を伴う場合は運転を続けず、電源を切ってメーカーや販売店へ相談してください。
ブーン音は正常な動作音と故障音の区別が難しいため、音が鳴る工程を記録しておくと判断しやすくなりますよ。
②ゴーという音
脱水中にゴー、ゴオーという低く響く音がする場合は、洗濯槽の高速回転音か、回転を支える部品の劣化が考えられます。
脱水工程では洗濯槽が高速で回るため、洗いやすすぎよりも大きな風切り音や回転音が発生します。
購入した当初から同じ程度の音がしており、洗濯機が大きく揺れない場合は、正常な運転音の範囲である可能性がありますね。
ところが、以前は静かだったのに最近になって音が重くなった場合は、設置状態や内部部品を確認したほうがよいでしょう。
洗濯機が水平に置かれていないと、槽の回転による振動が床や壁へ伝わり、実際の運転音より大きく感じることがあります。
洗濯機の四隅を軽く押し、カタつきや脚の浮きがないかを確認してみてください。
厚手のタオルやデニムが片側へ集まっている場合にも、高速回転のバランスが崩れてゴーという音が強くなることがあります。
衣類を均等に広げ、量を減らしてから脱水をやり直すと、音が落ち着く場合もありますよ。
設置状態や洗濯物を直しても、空運転で低い音が続く場合は、軸受けなどの回転部分が摩耗している可能性も考えられます。
軸受けは洗濯槽の回転を支える重要な部品で、摩耗すると回転のたびに低く響く音が発生する場合があります。
洗濯槽を手で回せる機種で、電源を切った状態でもザラザラした感触や引っかかりがあるなら、無理に使い続けないほうが安心です。
ただし、利用者が背面や底面のカバーを外して確認するのは危険なので避けましょう。
ゴーという音が年々大きくなっているなら、音を録音し、使用年数や発生工程と一緒に修理窓口へ伝えるのがおすすめです。
③キュルキュル音
キュルキュル、キーキーという高い音が聞こえる場合は、回転に関わる部品がこすれている可能性があります。
高い音は低いモーター音より耳に残りやすく、夜間や静かな室内では特にうるさく感じますよね。
音が洗濯槽の回転に合わせて一定の間隔で鳴るなら、回転部分や駆動部分に負担がかかっている可能性があります。
ただし、キュルキュル音だけで、ベルトやモーターなどの特定部品が故障していると断定することはできません。
洗濯機は機種によって内部構造が異なり、ベルトを使わずにモーターで直接回転させるタイプもあります。
最初に、衣類のファスナーや金具が洗濯槽へこすれていないかを確認しましょう。
ブラジャーのワイヤーや衣類の装飾部品が外れ、槽のすき間へ入り込んでいると、高い摩擦音が出る場合もあります。
洗濯物を取り出した状態で試運転し、音が消えるなら、衣類や異物が原因だった可能性が高いです。
空運転でもキュルキュル音が続く場合や、脱水時に音が急に大きくなる場合は、内部の点検を検討してください。
回転速度が不安定になる、洗濯槽が回らない、焦げたようなにおいがする場合は、運転をすぐに止めましょう。
潤滑油を差せば直るのではと考える人もいますが、洗濯機へ市販の油を勝手に使うのはおすすめできません。
油が電気部品やゴム部品へ付着すると、別の故障や発熱を引き起こすおそれがあります。
筆者としては、金属がこすれるような高い音が繰り返す場合、早めに専門家へ相談するのが安心だと感じます。
④ガタガタという音
脱水中にガタガタ、ドンドンという大きな音がする場合は、洗濯物の片寄りや本体のガタつきを最初に確認しましょう。
ガタガタ音は洗濯機の故障を連想しやすいものの、衣類の入れ方を直すだけで改善するケースも少なくありません。
バスタオル、ジーンズ、厚手のパーカーなどが槽の片側へ集まると、高速回転のバランスが崩れます。
重さが偏ったまま回転すると、槽が内部へぶつかるように揺れ、本体全体から激しい音が出ることがありますね。
まず運転を一時停止し、洗濯槽の回転が完全に止まったことを確認してください。
衣類を一度ほぐし、重いものが一か所へ集まらないように均等に配置してから脱水を再開します。
洗濯物を詰め込みすぎている場合は、一部を取り出して量を減らすと改善しやすいですよ。
衣類を直しても音が続くなら、本体の四隅を軽く押してカタつきがないか確認しましょう。
調整脚が浮いていたり、床が不安定だったりすると、小さな振動が大きな騒音へ変わります。
洗濯機が壁や棚へ接触している場合にも、振動のたびにぶつかってガタガタ音が出るため、周囲に少し余裕を持たせてください。
防振マットは床へ伝わる振動を抑える助けになりますが、傾きや片寄りを直さずに敷いても根本解決にはなりません。
本体が移動するほど激しく揺れる場合や、衣類を入れていない状態でもガタガタする場合は、運転を中止したほうが安全です。
強い振動を放置すると、給水ホースや排水ホースが外れ、水漏れにつながる可能性もあります。
ガタガタ音は家庭で改善できる場合が多い一方、直らないときは早めの点検が必要ですよ。
⑤カラカラという音
洗濯槽の中からカラカラ、カチカチという軽い音がする場合は、硬貨やボタンなどの異物が動いている可能性があります。
ズボンや上着のポケットに入っていた小銭、鍵、ヘアピンなどは、洗濯中に外へ出てしまうことがあります。
小さな異物でも、金属製の洗濯槽へ繰り返し当たると、思っている以上に大きな音になりますね。
衣類に付いたファスナーやボタン、ひもの先端にある金具が槽へ当たっているだけの場合もあります。
音が聞こえたら運転を止め、洗濯槽が完全に停止してから衣類を一枚ずつ取り出して確認しましょう。
ポケットの中だけでなく、衣類の飾りや縫い付けられた金具が外れていないかも見てください。
槽の底や糸くずフィルター付近に見える異物がある場合は、電源を切った状態で慎重に取り除きます。
手が届かない場所へ異物が落ちている場合は、針金やドライバーを差し込んで取ろうとしないでください。
無理に取り出そうとすると、洗濯槽や排水経路、内部の配線を傷つけるおそれがあります。
洗濯物を入れない状態でもカラカラ音が続くなら、内部部品が緩んでいる可能性も考えられます。
音と一緒に回転が止まる、エラーが出る、水漏れが起きる場合は、そのまま使用しないほうが安心です。
異物の混入を防ぐには、洗濯前にすべてのポケットを確認し、金具の多い衣類は洗濯ネットへ入れるとよいでしょう。
ほんの数秒のポケット確認が、洗濯機の故障や修理費用を防ぐことにつながりますよ。
音が鳴る場面別の故障原因4つ
洗濯機の音がうるさくなったときは、どの工程で異音が出るのかを確認すると原因を絞り込みやすくなります。
洗濯中、すすぎ中、脱水中、排水中では、動いている部品や洗濯槽の回転速度が異なるからですね。
たとえば、脱水中だけ大きな音がするなら、洗濯物の片寄りや本体の傾きが疑われます。
排水中にブーンという音が長く続く場合は、排水口や排水ホースの詰まりも確認したいところです。
音が鳴る場面をメモしながら、次の4つを順番にチェックしてみましょう。
①洗濯中に鳴る
洗濯中に異音が出る場合は、衣類の金具や異物、洗濯物の量、回転部分への負担を確認しましょう。
洗濯中は、縦型洗濯機なら底にある回転羽根が左右へ動き、ドラム式ならドラムが回って衣類を持ち上げます。
衣類が動くたびにファスナーやボタンが槽へ当たると、カチカチ、カラカラという音が聞こえることがありますね。
ズボンのポケットに残っていた硬貨や鍵、ヘアピンなどが、槽の中で転がっているケースも考えられます。
洗濯中だけ金属音が鳴るなら、いったん運転を止め、槽が完全に停止してから衣類を取り出してください。
衣類のポケットやファスナー、ボタン、装飾金具を一つずつ確認すると、意外な異物が見つかることもありますよ。
洗濯物を入れすぎている場合は、モーターや回転機構へ負担がかかり、普段より重たい音がすることもあります。
特に、タオルやデニム、厚手のトレーナーは水を吸うと重くなるため、乾いているときより負担が増えます。
一部の洗濯物を取り出し、少ない量で運転して音が小さくなるか試してみましょう。
量を減らして静かになれば、故障ではなく詰めすぎが原因だった可能性があります。
衣類をすべて取り出した空運転でも、ゴリゴリ、キーキーといった音が続く場合は注意が必要です。
内部へ異物が入り込んでいたり、回転部分が摩耗していたりする可能性も考えられます。
見えない場所の異物を取ろうとして、針金や工具を差し込むのは危険なので避けてください。
洗濯中の音は衣類が原因になりやすいため、まず中身を減らして空運転との差を比べるのが分かりやすい方法ですね。
②すすぎ中に鳴る
すすぎ中に音が大きくなる場合は、給水音や循環ポンプの動作音、衣類の片寄りが関係している可能性があります。
すすぎ工程では、洗濯槽へ水を入れたり、水を循環させたり、衣類を動かしたりします。
そのため、洗い工程とは違うブーン、ウーン、ザーという音が聞こえることがありますね。
購入時から同じ音がしており、運転が正常に進んでいるなら、機種固有の動作音である可能性があります。
取扱説明書やメーカー公式サイトに正常な運転音の例が掲載されている場合は、聞き比べてみると判断しやすいでしょう。
一方、最近になって急に音が大きくなった場合は、給水や排水がスムーズに進んでいるか確認してください。
給水に時間がかかる、水がほとんど入らない、エラー表示が出る場合は、給水口や給水ホース周辺に問題があるかもしれません。
水道の蛇口が十分に開いているか、給水ホースが折れ曲がっていないかも見てみましょう。
給水口のフィルターにゴミがたまっていると、水の流れが弱くなり、給水時間が長くなる場合があります。
フィルターを掃除するときは、必ず蛇口を閉め、電源を切ってから取扱説明書どおりに作業してください。
すすぎ中にガタガタ音がするなら、衣類の片寄りも疑われます。
大きなタオルや厚手の衣類が一か所へ集まると、槽が回るたびに本体が揺れやすくなるんですよ。
運転を止めて衣類をほぐし、均等に広げてから再開すると改善する場合があります。
給水や衣類を確認しても異音が続き、空運転でも同じ音が鳴るなら、ポンプや内部部品の点検を検討しましょう。
すすぎ中の音は正常音との区別が難しいため、以前との音量差や運転時間の変化も合わせて確認したいですね。
③脱水中に鳴る
脱水中に大きな音がする場合は、洗濯物の片寄り、本体の傾き、回転部品の劣化を重点的に確認してください。
脱水工程では洗濯槽が高速回転するため、洗いやすすぎより音と振動が大きくなりやすいです。
ある程度の回転音は正常ですが、洗濯機が移動するほど揺れたり、壁へぶつかったりする状態は正常とは言えません。
ガタガタ、ドンドンという音がするなら、最初に洗濯物の片寄りを確認しましょう。
バスタオルやジーンズなど、水を含んで重くなった衣類が片側へ寄ると、回転のバランスが崩れます。
運転を一時停止し、槽が完全に止まってから衣類をほぐし、重さが均等になるように広げてください。
洗濯物が多い場合は、一部を取り出して再度脱水すると、振動が落ち着くことがありますよ。
防水シーツやレインコートなど、水を通しにくいものは脱水時に水が抜けにくく、異常振動を起こす危険があります。
防水性のある製品を洗えるかどうかは、洗濯機と衣類の取扱表示を必ず確認してください。
衣類を直してもガタガタ音が続くなら、本体の水平状態を確認します。
四隅を軽く押してカタつきがある場合や、水平器の気泡が中央から外れている場合は、調整脚が合っていない可能性があります。
大型のドラム式洗濯機は重量があるため、一人で無理に持ち上げたり動かしたりしないでください。
設置状態と洗濯物に問題がないのに、ゴー、ガーという低い音が以前より大きくなった場合は、回転を支える部品が摩耗している可能性も考えられます。
空運転でも同じ音がする、脱水が途中で止まる、エラーが出る場合は、修理窓口へ相談したほうが安心です。
激しい振動を放置すると、給水ホースや排水ホースが外れ、水漏れにつながることもあります。
脱水中の異音は大きなトラブルへ発展する場合があるため、洗濯機が動くほど揺れるなら運転を中止しましょう。
④排水中に鳴る
排水中にブーン、ゴボゴボという音が続く場合は、糸くずフィルターや排水ホース、排水口の詰まりを確認しましょう。
洗濯機は、洗いやすすぎで使った水を外へ出してから、次の工程へ進みます。
排水経路が詰まっていると水が流れにくくなり、排水ポンプなどの動作音が長く続くことがありますね。
糸くずフィルターには、衣類から出た繊維、髪の毛、ティッシュのかすなどが少しずつたまります。
掃除を長期間していない場合は、フィルターが目詰まりして水の流れを妨げているかもしれません。
まず運転を止め、電源を切ってから、取扱説明書に従って糸くずフィルターを掃除してください。
ドラム式洗濯機の排水フィルターを外すと水が流れ出る場合があるため、タオルや浅い容器を準備しておくと安心です。
次に、排水ホースが折れ曲がっていないか、家具や壁に押しつぶされていないかを確認しましょう。
ホースが高く持ち上がりすぎている場合や、途中でねじれている場合にも排水が進みにくくなります。
排水口へ糸くずや洗剤かすがたまると、ゴボゴボ音や悪臭、水の逆流につながる可能性もあります。
排水口を掃除するときは、電源プラグを抜き、床へ水がこぼれても対応できるように準備してください。
ホースの取り外しが難しい場合や、洗濯機を動かさなければ排水口へ手が届かない場合は、無理をしないほうが安全です。
掃除後も排水エラーが出る、水が残る、ブーン音だけして排水されない場合は、排水ポンプや内部部品の不具合も考えられます。
水漏れが発生している場合は、運転を続けず、蛇口を閉めてメーカーや修理業者へ相談してください。
排水中の音はモーター故障のように聞こえることもありますが、まずフィルターとホースを確認するのが近道ですよ。
自分でできる騒音対策7つ
洗濯機の音がうるさくなったときでも、故障ではなく、洗濯物の入れ方や設置状態が原因になっていることがあります。
いきなり分解や修理を考えるのではなく、まずは安全にできる範囲から順番に確認してみましょう。
洗濯物を減らす、片寄りを直す、異物を探すといった簡単な対策だけで、音が静かになるケースもありますよ。
ただし、焦げ臭さや煙、水漏れ、激しい振動がある場合は、自分で試運転をせずに使用を中止してください。
安全を優先しながら、次の7つを一つずつ確認していきましょう。
①洗濯物を減らす
洗濯機の音が以前より重たく聞こえる場合は、洗濯物を減らして負担を軽くする方法から試してみましょう。
一度にたくさん洗濯すると家事が早く終わりそうですが、洗濯槽の中へ詰め込みすぎると、衣類が自由に動けなくなります。
衣類がぎゅうぎゅうに入った状態では、洗濯槽を回転させるために大きな力が必要になりますね。
その結果、普段よりブーンという音が強くなったり、回転が重たそうに感じたりすることがあります。
特に注意したいのが、バスタオル、ジーンズ、厚手のトレーナー、パーカーなどです。
乾いているときは軽く見えても、水を吸うと重さが大きく増えるため、洗濯機への負担も高まります。
たとえば、乾いたバスタオルを何枚もまとめて入れた場合、洗濯中に水を吸って重たいかたまりになることがあります。
重たい衣類がうまく動けなくなると、洗濯槽の回転が不安定になり、振動音まで大きくなりやすいんですよ。
音が気になったら、運転を一時停止し、洗濯槽が完全に止まるまで待ちましょう。
その後、洗濯物を3分の1ほど取り出し、残った衣類を軽くほぐしてから運転を再開します。
洗濯物を減らしただけで音が小さくなったなら、詰めすぎが主な原因だった可能性がありますね。
洗濯機に表示されている洗濯容量は、どのような衣類でも上限まで入れてよいという意味ではありません。
毛布、おしゃれ着、厚手の衣類などは、通常の衣類より少ない量に制限されている場合があります。
洗濯槽の上まで衣類を押し込むのではなく、衣類が中で動ける余裕を残すのがポイントです。
洗濯回数が1回増えたとしても、無理に詰め込んで修理が必要になるより安心ですよね。
筆者としても、いつもより多く入れた日に音が大きくなったなら、最初に量を減らして様子を見る方法をおすすめします。
少ない量でも異音が続く場合は、詰めすぎ以外の原因を順番に確認していきましょう。
②片寄りを直す
脱水中にガタガタ、ドンドンという音が出る場合は、洗濯物をほぐして均等に置き直すことで改善する可能性があります。
洗濯槽は脱水時に高速で回転するため、中に入っている衣類の重さが片側へ寄るとバランスを崩します。
回転するたびに重たい側へ引っ張られ、本体が大きく揺れてしまうんですね。
たとえるなら、荷物が片側だけに寄った自転車のかごと似ています。
左右の重さが大きく違えば、まっすぐ安定して走りにくくなるでしょう。
洗濯機も同じように、衣類の重さが均等でないと、回転が不安定になります。
バスタオル、ジーンズ、毛布、厚手のパーカーなどは、水を吸うと重たくなり、片寄りの原因になりやすい衣類です。
大きなシーツや布団カバーの中へ小さな衣類が入り込み、一つのかたまりになる場合もありますね。
異音が出たら運転を一時停止し、洗濯槽が完全に止まったことを確認してください。
衣類を一枚ずつ軽くほぐし、重たいものが一か所へ集まらないように広げましょう。
大きなタオルと小さな衣類を混ぜるときは、槽の中へなるべく均等に置くのがコツです。
衣類が多すぎる場合は、一部を取り出してから脱水を再開してください。
入れ直したあとに音が小さくなり、本体の揺れも落ち着いたなら、片寄りが原因だったと考えやすいでしょう。
反対に、洗濯物をすべて取り出しても本体が大きく揺れる場合は、設置状態や内部部品を確認する必要があります。
防水シーツ、レインコート、サウナスーツなどの水を通しにくいものは、脱水時に水が抜けず、異常振動につながることがあります。
洗える製品かどうかは、衣類の表示と洗濯機の取扱説明書を必ず確認してください。
本体が動くほど激しく揺れている場合は、無理に手で押さえながら運転を続けてはいけません。
給水ホースや排水ホースが外れる危険もあるため、運転を止めて安全を確保しましょう。
片寄りは故障ではなくても大きな音を出すため、脱水時だけうるさい場合に最初に確認したいポイントですよ。
③異物を取り除く
カラカラ、カチカチ、ガリガリという音がする場合は、洗濯槽の中やフィルター周辺に異物がないか確認しましょう。
衣類のポケットに入っていた小銭、鍵、ヘアピン、ネジなどが、洗濯中に外へ出ることがあります。
小さな硬貨でも、金属製の洗濯槽へ何度も当たると、部屋中へ響くほど大きな音になる場合がありますね。
ファスナー、ボタン、衣類のひもに付いた金具が槽へ当たっているだけのケースもあります。
まずは運転を止め、洗濯槽が完全に停止してから電源を切りましょう。
回転中の槽へ手を入れると、衣類に巻き込まれるおそれがあるため、必ず止まったことを確認してください。
衣類を一枚ずつ取り出し、ポケットの中やファスナー、ボタン、装飾部分をチェックします。
ブラジャーのワイヤーや衣類の留め具が外れていないかも見ておくと安心でしょう。
次に、洗濯槽の底や側面、糸くずフィルターの周辺を目で確認してください。
手で簡単に取れる場所へ異物がある場合は、電源を切った状態で慎重に取り除きます。
ただし、洗濯槽と外槽のすき間へ落ちた異物や、手が届かない場所にある異物を無理に取ろうとしてはいけません。
針金、ドライバー、長い棒などを差し込むと、内部の配線やホース、洗濯槽を傷つける可能性があります。
見える異物を取り除いたあと、衣類を入れずに短時間の運転を行い、音が消えたか確認しましょう。
空運転でもカラカラ音が続く場合は、内部へ異物が入り込んでいるか、部品が緩んでいる可能性も考えられます。
異音と一緒に回転が止まる、エラーが出る、水漏れが起きる場合は、試運転を続けないでください。
洗濯前にポケットを確認し、金具の多い衣類を洗濯ネットへ入れるだけでも、異物による音を防ぎやすくなります。
ほんの少しの確認で、洗濯槽の傷や思わぬ修理を防げるかもしれませんよ。
④水平状態を確認
洗濯物を調整しても振動音が続く場合は、洗濯機が水平に置かれているか確認してください。
本体が少し傾いているだけでも、洗濯槽の回転による振動が床へ強く伝わることがあります。
見た目ではまっすぐ置かれているように見えても、脚の高さが合っていないケースは珍しくありません。
洗濯機の四隅を一か所ずつ軽く押し、カタカタと動かないか確認してみましょう。
一つの角だけ沈む、押すと本体が揺れる場合は、脚が床へしっかり接していない可能性があります。
床へ小さなゴミや洗剤の容器などが挟まっている場合にも、本体が安定しにくくなりますね。
洗濯機に水平器が付いている場合は、気泡の位置も確認してください。
気泡が中央から大きく外れているなら、調整脚を使って水平に近づける必要があります。
調整方法は機種によって異なるため、自己流ではなく取扱説明書を見ながら作業しましょう。
洗濯機が壁、棚、収納ケースなどへ触れている場合は、運転中の振動で接触音が出ることがあります。
周囲に少しすき間を作り、振動しても物へぶつからない状態にしてください。
排水ホースや給水ホースが本体へ強く当たっている場合にも、細かな振動音が発生することがあります。
ホースを無理に引っ張らず、ねじれや折れがない状態へ整えましょう。
大型のドラム式洗濯機は非常に重いため、一人で持ち上げたり、傾けたりする作業は危険です。
手が届かない脚の調整や、本体を動かす必要がある場合は、家族や設置業者へ相談してください。
本体を水平にしたあとで運転し、音や振動が小さくなったなら、設置状態が原因だった可能性が高いでしょう。
水平に置いても空運転で激しく揺れる場合は、内部のダンパーや回転部分に不具合があるかもしれません。
防振マットを敷く前に、まず本体の水平と脚のガタつきを確認することが大切ですよ。
⑤排水口を掃除する
排水中にブーン、ゴボゴボという音が長く続く場合は、排水口や排水ホースの詰まりを掃除することで改善する可能性があります。
洗濯機は、洗いやすすぎで使った水を外へ流してから、次の工程へ進みます。
排水口やホースの中へ糸くず、髪の毛、洗剤のかすがたまると、水の流れが悪くなるんですね。
水がスムーズに流れない状態では、排水に関わる部品が長く動き続け、普段より音が大きく聞こえることがあります。
最初に確認したいのは、洗濯機に付いている糸くずフィルターです。
糸くずフィルターには、衣類から出た細かな繊維やティッシュのかすが少しずつたまります。
掃除を長くしていない場合は、フィルターが目詰まりし、排水しにくくなっているかもしれません。
運転を停止し、電源を切ってから、取扱説明書に書かれた方法でフィルターを外しましょう。
フィルターへ付着したゴミを取り除き、水洗いできる部品はきれいに洗います。
ドラム式洗濯機の排水フィルターを外すと、内部に残った水が流れ出ることがあります。
床をぬらさないように、タオルや浅い容器を準備してから作業すると安心ですよ。
次に、洗濯機の後ろや横にある排水ホースを確認してください。
ホースが家具や壁に押されてつぶれていたり、途中で折れ曲がっていたりすると、水が流れにくくなります。
排水ホースを整えるときは、無理に引っ張らず、破れや外れがないかも一緒に確認しましょう。
排水口へ手が届く場合は、電源プラグを抜き、水道の蛇口を閉めてから掃除します。
排水口の部品を外す前に、取り付けられていた順番を写真に残しておくと、元へ戻しやすいですね。
排水口には、ぬめり、糸くず、洗剤のかすなどがたまり、ゴボゴボ音や悪臭の原因になる場合があります。
見える汚れを取り除き、外した部品を元どおりに戻したら、水漏れが起きないか慎重に確認してください。
洗濯機を動かさなければ排水口へ届かない場合は、一人で無理に本体を動かさないほうが安全です。
特にドラム式洗濯機は非常に重いため、設置業者や清掃業者へ相談する方法も考えましょう。
掃除後に排水時間が短くなり、ブーン音も小さくなったなら、詰まりが原因だった可能性があります。
反対に、掃除をしても水が残る、排水エラーが出る、音だけして排水されない場合は、内部部品の点検が必要です。
水漏れがある場合は運転を続けず、蛇口を閉めてメーカーや販売店へ相談してください。
排水口の掃除は騒音対策だけでなく、悪臭や排水不良の予防にもつながりますよ。
⑥防振マットを敷く
洗濯機の振動が床へ響いてうるさい場合は、防振マットで振動の伝わり方を弱める方法があります。
洗濯機そのものの運転音が小さくても、床や壁へ振動が伝わると、部屋全体へ低い音が響くことがあります。
特に木造住宅や集合住宅では、脱水時の振動が階下や隣の部屋まで伝わりやすいですよね。
防振マットは、洗濯機の脚と床の間へ置き、細かな振動を吸収しやすくする道具です。
ゴム製や特殊な樹脂製など、さまざまな種類が販売されています。
選ぶときは、洗濯機の重量に対応しているか、脚の大きさに合うか、床の材質に使えるかを確認しましょう。
小さすぎるマットへ無理に脚を載せると、本体が不安定になり、かえって振動が大きくなることがあります。
また、柔らかすぎる素材は本体が沈み込み、水平状態を崩す可能性もあるため注意が必要です。
防振マットを置く前に、洗濯機の四隅を押してガタつきがないか確認してください。
本体が傾いたまま防振マットを敷いても、根本的な原因は解決しません。
洗濯物の片寄りや詰めすぎ、内部部品の故障についても同じです。
防振マットは、正常な洗濯機から床へ伝わる振動を和らげる補助用品と考えましょう。
設置するときは電源を切り、水道の蛇口を閉め、給水ホースや排水ホースへ負担がかからないようにします。
洗濯機を少し持ち上げる必要がある場合は、一人で作業しないでください。
大型の洗濯機を無理に持ち上げると、腰を痛めたり、指を挟んだりする危険があります。
家族に手伝ってもらうか、設置業者へ依頼すると安心ですね。
設置後は、四つの脚がすべてマットの中央へ乗っているか確認します。
本体を軽く押しても動かず、水平器の気泡も中央に近ければ、試運転して振動の変化を比べてみましょう。
床へ響く音が小さくなったなら、防振マットの効果が出ていると考えられます。
ただし、空運転でもゴー、ガー、キーキーという異音が続く場合は、防振マットだけでは直りません。
焦げ臭さや異常振動があるときも、防振用品でごまかさず、使用を中止して点検を依頼してください。
防振マットは万能ではありませんが、設置状態が正常な洗濯機の振動対策としては心強いアイテムですよ。
⑦試運転で確認する
一通りの対策が終わったら、洗濯物を入れない試運転で異音が残っているか確認しましょう。
空の状態で運転すると、洗濯物の片寄りや衣類の金具による音を除いて確認できます。
つまり、異音が衣類によるものなのか、洗濯機本体によるものなのかを切り分けやすくなるんですね。
ただし、焦げ臭さ、煙、異常な発熱、水漏れ、激しい振動がある場合は試運転を行わないでください。
危険な症状がある状態で運転すると、故障や事故が広がるおそれがあります。
試運転できる状態なら、洗濯槽の中へ衣類や異物が残っていないことを確認しましょう。
糸くずフィルターや排水フィルターを外して掃除した場合は、正しく取り付けられているかも確認してください。
排水ホースや給水ホースが外れていないか、水道の蛇口が開いているかも見ておきます。
準備ができたら、取扱説明書に空運転や槽洗浄の指定があるか確認してください。
機種によっては、洗濯物を入れない運転方法や確認に適したコースが異なります。
運転を始めたら、洗い、すすぎ、排水、脱水のどの工程で音が出るかを確認しましょう。
スマートフォンのメモ機能へ、音の種類と発生したタイミングを記録しておくと便利です。
修理を相談する可能性がある場合は、異音を動画で撮影しておくと症状を伝えやすくなります。
洗濯物を入れない状態で音が消えたなら、衣類の量、片寄り、金具などが原因だった可能性が高いでしょう。
次回から洗濯物を少なめにし、重い衣類を均等に入れることで、騒音を防ぎやすくなります。
一方、空運転でもブーン、ゴー、キュルキュルという音が続く場合は、内部部品の不具合が疑われます。
回転が途中で止まる、エラーが表示される、洗濯槽の動きが不安定な場合も、点検を検討してください。
購入時から聞こえていた音で、運転も正常に終わるなら、機種固有の動作音である可能性があります。
取扱説明書やメーカー公式サイトの正常音と聞き比べると、判断しやすくなりますよ。
試運転は故障箇所を自分で特定するためではなく、修理が必要かどうかを判断する材料を集めるために行います。
異音が残ったからといって、自分で背面や底面のカバーを外すのは避けてください。
洗濯機の内部には電気部品や重い回転部品があり、感電やけがにつながる危険があります。
空運転でも以前とは違う大きな音が続くなら、型番、使用年数、音が鳴る工程をまとめてメーカーや販売店へ相談しましょう。
自分でできる対策を順番に試し、最後に空運転で確認することで、故障かどうかを落ち着いて判断しやすくなりますね。
すぐ使用を止める危険サイン5つ
洗濯機の音がうるさくなったとき、すべての異音がすぐ故障につながるわけではありません。
しかし、焦げ臭さや煙、水漏れなどが一緒に起きている場合は、単なる騒音ではなく危険な故障の可能性があります。
無理に運転を続けると、感電、発煙、発火、水漏れ被害につながるおそれもありますね。
次の5つに当てはまる場合は、自分で原因を探ろうとせず、まず安全を確保してください。
①焦げ臭さがある
洗濯機から焦げたようなにおいがする場合は、すぐに運転を止めて使用を中止してください。
焦げ臭さは、モーターや配線、電気部品が異常に発熱しているサインの可能性があります。
洗濯物のにおいや洗剤の香りとは明らかに違う、プラスチックが焼けたようなにおいには特に注意が必要ですね。
運転中の摩擦によって、回転部分やベルト周辺から焦げたにおいが出るケースも考えられます。
ただし、外からにおいを確認しただけでは、どの部品に問題があるのか判断できません。
焦げ臭さを感じたら、まず電源を切り、洗濯槽が完全に止まるまで待ちましょう。
安全に手が届く状況であれば、電源プラグを抜きます。
プラグやコンセントが熱くなっている場合は、素手で無理に触らないでください。
水が周囲へ漏れている場合も、濡れた手や床で電源部分へ触れるのは危険です。
においが弱くなったとしても、もう一度運転して確認しようとするのは避けましょう。
一時的に症状が消えても、内部では発熱や部品の損傷が進んでいる可能性があります。
型番、使用年数、焦げ臭さが発生した工程をメモし、メーカーや販売店の修理窓口へ相談してください。
異音と焦げ臭さが同時に出ている場合は、モーター音の原因を自分で確かめるより、安全確保を優先したい場面です。
②煙が出ている
洗濯機から煙が出ている場合は、危険な電気トラブルの可能性があるため、直ちに使用を中止しましょう。
煙は、配線のショート、電気部品の異常発熱、モーター周辺の故障などで発生する可能性があります。
白い煙でも黒い煙でも、洗濯機から出ている時点で正常な状態ではありません。
ほんの少しだから大丈夫だろうと考え、運転を続けるのは非常に危険ですね。
まず洗濯機から離れ、周囲に家族や子ども、ペットがいる場合は安全な場所へ移動させてください。
安全に操作できるなら電源を切り、電源プラグを抜きます。
ただし、炎が見える、煙が増えている、コンセント付近が熱い場合は、無理に近づかないでください。
水をかけて消そうとすると、感電につながるおそれがあります。
火が出ている場合は、周囲の安全を確保したうえで、必要に応じて消防へ連絡しましょう。
煙が止まったあとも、洗濯機を再使用してはいけません。
外見に大きな損傷がなくても、内部の配線や電気部品が焼けている可能性があります。
修理窓口へ連絡するときは、煙が出た場所、におい、運転していた工程、エラー表示の有無を伝えてください。
洗濯機から煙が出た場合は、騒音対策や掃除で様子を見る段階ではなく、専門家の点検が必要な状態です。
③水漏れしている
異音と同時に水漏れが起きている場合は、運転を止めて蛇口を閉め、電気部分へ触れないようにしてください。
水漏れは、給水ホース、排水ホース、接続部分、排水口、本体内部など、さまざまな場所から起こります。
床が少し濡れているだけに見えても、運転を続けると水が広がる可能性がありますね。
集合住宅では、階下への漏水被害につながるおそれもあるため、早めの対応が重要です。
まず洗濯機を停止し、水道の蛇口を閉めましょう。
床や手が濡れている状態では、電源プラグやコンセントへ触れないでください。
感電の危険があるため、電源を切る操作も安全にできる範囲にとどめます。
安全を確保できたら、乾いたタオルで広がった水を吸い取り、周囲の家具や家電をぬれた場所から離しましょう。
給水ホースの接続部分から水が出ている場合は、ナットの緩みやパッキンの劣化が考えられます。
排水中だけ水漏れする場合は、排水ホースの外れ、ひび割れ、排水口の詰まりなども疑われます。
本体の下から水が出ている場合は、内部ホースや槽周辺の故障が起きている可能性もあります。
見えない場所を確認しようとして、洗濯機を大きく傾けたり、背面パネルを外したりしないでください。
本体内部の故障は、専門的な点検が必要です。
水漏れの位置が分かる場合は、スマートフォンで写真を撮っておくと、修理相談の際に説明しやすくなります。
異音と水漏れが同時に起きているなら、運転を再開せず、メーカーや販売店へ連絡してください。
④強く揺れて動く
洗濯機が床の上を移動するほど強く揺れる場合は、手で押さえながら使わず、すぐに運転を停止してください。
脱水時は洗濯槽が高速で回るため、多少の振動は発生します。
しかし、本体が前後左右へ大きく動く、壁へぶつかる、ホースが引っ張られる状態は危険です。
洗濯物の激しい片寄りや詰めすぎ、本体の傾きが原因になっている場合がありますね。
また、槽を支えるダンパーなどの内部部品が劣化している可能性も考えられます。
大きく揺れ始めたら、洗濯機へ近づきすぎず、可能であれば停止ボタンを押してください。
揺れている本体を手や体で押さえ込むと、転倒やけがにつながるおそれがあります。
洗濯槽が完全に止まったあと、衣類が片側へ集まっていないか確認しましょう。
厚手のタオルやジーンズ、大きなシーツなどがかたまりになっている場合は、衣類をほぐして均等に広げます。
洗濯物が多いなら、一部を取り出してください。
次に、本体の四隅を軽く押し、脚が浮いていないか、床が不安定ではないかを確認します。
洗濯機が壁や棚へ接触している場合は、少し距離を空けましょう。
防振マットを使っていても、本体が傾いているなら根本的な解決にはなりません。
衣類と設置状態を直しても、空運転で本体が大きく揺れる場合は、内部部品の故障が疑われます。
強い振動を放置すると、給水ホースや排水ホースが外れ、水漏れや本体の破損につながる可能性があります。
本体が移動するほどの揺れは、正常な運転音の範囲ではないため、早めに点検を依頼しましょう。
⑤回転が止まる
ブーンという音がするのに洗濯槽が回らない場合は、無理に運転を繰り返さず、エラー表示を確認して使用を中止しましょう。
洗濯槽が回らない原因には、洗濯物の詰めすぎ、片寄り、異物の引っかかり、内部部品の不具合などがあります。
一時的な片寄りで停止することもありますが、何度も同じ症状が出る場合は注意が必要ですね。
まず停止ボタンを押し、槽が完全に止まるまで待ってください。
洗濯物がぎゅうぎゅうに入っている場合は、一部を取り出しましょう。
衣類が一か所に固まっているなら、軽くほぐして均等に配置します。
槽の中へ硬貨や金具が落ちていないか、見える範囲で確認してください。
見えない場所へ手や工具を入れるのは危険なので避けましょう。
エラー番号が表示されている場合は、番号をスマートフォンで撮影するか、メモに残します。
取扱説明書やメーカー公式サポートで、利用者が確認できる対処法が案内されている場合があります。
電源を入れ直すよう案内されている場合でも、焦げ臭さ、煙、発熱、水漏れがあるなら再運転してはいけません。
衣類を減らしても槽が回らない、ブーン音だけが続く、すぐ停止する場合は、モーターや回転機構の不具合も考えられます。
何度も再起動を繰り返すと、内部部品へさらに負担がかかる可能性があります。
型番、使用年数、エラー番号、停止した工程をまとめて、メーカーや販売店へ相談しましょう。
洗濯機が途中で止まる状態は、正常なモーター音かどうかを自分で聞き分けるより、運転を続けない判断が大切ですよ。
修理を依頼する前の確認5つ
洗濯機のモーター音がうるさくなった場合でも、修理を依頼する前に確認しておくと、相談がスムーズになります。
型番や使用年数、音が鳴るタイミングが分かっているだけでも、メーカーや販売店が状況を判断しやすくなるんですね。
反対に、症状が曖昧なままだと、電話だけでは原因を絞り込みにくくなります。
安全を確保したうえで、次の5つを準備しておきましょう。
①電源を切る
修理を依頼する前に最優先で行いたいのは、異常がある洗濯機の運転を止め、安全を確保することです。
異音がしていても運転が続いていると、原因を確かめたくなるかもしれません。
しかし、焦げ臭さや煙、異常な発熱、水漏れ、激しい振動がある場合は、運転を続けるほど危険が大きくなる可能性があります。
まず停止ボタンを押し、洗濯槽の回転が完全に止まるまで待ちましょう。
回転中の槽へ手を入れると、衣類や部品へ巻き込まれるおそれがあります。
安全に操作できる状態なら、電源を切ってください。
焦げ臭さや煙がなく、床も乾いている場合は、必要に応じて電源プラグを抜きます。
ただし、コンセント周辺が熱い、床が水で濡れている、煙が出ている場合は、無理に近づかないでください。
濡れた手でプラグへ触れると、感電する危険があります。
水漏れが起きている場合は、水道の蛇口を閉めることも重要です。
給水が続いたままだと、床へ水が広がり、住宅や階下へ被害が及ぶ可能性もありますね。
電源を切ったあと、異音の原因を探ろうとして背面パネルや底面カバーを外すのは避けましょう。
洗濯機の内部には電気部品、鋭い金属部分、重い回転部品があります。
外から見えない場所まで確認しようとすると、感電やけがにつながるおそれがあります。
運転を止めた時刻や、止める直前に起きた症状をメモしておくと、修理相談の際に役立ちます。
たとえば、「脱水を始めて2分ほどでゴーという音が大きくなり、エラーで停止した」と具体的に伝えるイメージです。
筆者としても、異音の原因探しより安全確保を先にすることが、最も大切だと感じます。
洗濯機のモーター音がうるさくなったときは、まず運転を止めて落ち着いて状況を整理しましょう。
②型番を調べる
修理相談をスムーズに進めるには、洗濯機の型番や品番を正確に確認しておくことが重要です。
同じメーカーの洗濯機でも、機種によって内部構造や使われている部品、正常な運転音が異なります。
修理窓口では、型番をもとに取扱説明書やエラー情報、部品の在庫などを確認します。
「数年前に買った白い洗濯機」と伝えるだけでは、正しい機種を特定できません。
型番は、本体に貼られたラベルやシールへ記載されていることが多いですね。
縦型洗濯機では、ふたの裏側、本体の側面、操作パネル付近などに表示されている場合があります。
ドラム式洗濯機では、ドアの内側、本体の側面、操作パネル周辺などを確認してみましょう。
ラベルには、型番、製造番号、定格電圧など複数の情報が並んでいる場合があります。
どれが型番か分からないときは、ラベル全体をスマートフォンで撮影しておくと便利です。
修理窓口へ写真を見ながら伝えれば、読み間違いを防ぎやすくなりますよ。
数字の「0」と英字の「O」、数字の「1」と英字の「I」などは、電話で伝えると間違えやすい部分です。
型番は一文字違うだけでも別の機種になるため、正確に確認してください。
取扱説明書や保証書が残っている場合は、表紙や購入情報の欄にも型番が書かれている可能性があります。
販売店の購入履歴やネット通販の注文履歴から確認できるケースもありますね。
型番が分かれば、メーカー公式サイトで機種別のエラー表示や正常音、修理料金の目安を確認しやすくなります。
たとえば、同じブーン音でも、ある機種では循環ポンプの正常音で、別の機種では点検が必要な症状という可能性があります。
本体ラベルが見えにくい場所にある場合は、洗濯機を一人で無理に動かさないでください。
大型のドラム式洗濯機は非常に重く、持ち上げたり傾けたりするとけがや水漏れにつながるおそれがあります。
手が届かない場合は、取扱説明書や購入履歴を先に確認する方法がおすすめです。
型番と合わせて製造番号も撮影しておくと、修理受付で求められたときに慌てずに済みますよ。
③使用年数を確認
修理か買い替えかを判断するためには、洗濯機を何年使っているか確認することも大切です。
洗濯機は毎日のように使う家電なので、年数が経つほどモーターや電気部品、回転部分が摩耗する可能性があります。
ただし、使用年数だけで寿命や故障を断定することはできません。
使用回数、洗濯物の量、設置環境、お手入れの頻度によって、部品へかかる負担が変わるからですね。
まず購入日や使用開始日を確認しましょう。
保証書や購入時のレシート、販売店の会員ページ、ネット通販の注文履歴などに記録が残っている場合があります。
正確な購入日が分からなくても、「引っ越した年に買った」「子どもが生まれたころに買った」といった出来事から、おおよその年数を思い出せることもありますよ。
本体ラベルに製造年が書かれている場合もあります。
ただし、製造年と購入年は必ずしも同じではないため、目安として扱いましょう。
使用年数が短い場合は、保証期間や販売店の延長保証が残っている可能性があります。
無償修理や一部負担で対応してもらえるケースもあるため、自己判断で修理業者を手配する前に保証内容を確認したいところです。
長年使用している場合は、モーターだけでなく、軸受け、ポンプ、ホース、電気部品なども同時に劣化している可能性があります。
一か所を修理しても、別の部品が近いうちに故障する可能性まで含めて考える必要がありますね。
また、メーカーでは製品の製造終了後、一定期間を過ぎると修理用部品の保有が終わる場合があります。
部品が残っていなければ、修理を希望しても対応できない可能性があります。
修理を相談するときは、「購入から約7年」「週に5回ほど使用」など、分かる範囲で伝えましょう。
家族が多く、1日に何度も洗濯している場合は、年数以上に使用回数が多いことも伝えると参考になります。
洗濯機のモーター音がうるさくなった時期も、使用年数と一緒に整理してください。
たとえば、「購入から8年で、1か月前から脱水中のゴーという音が大きくなった」と伝えると、症状の変化が分かりやすくなります。
使用年数は、修理できるかどうかだけでなく、修理費をかける価値があるか判断する材料にもなります。
年数だけで結論を急がず、修理見積もり、部品在庫、ほかの不具合の有無も合わせて比較しましょう。
④異音を録音する
修理を依頼するときは、異音をスマートフォンで録音・録画しておくことをおすすめします。
洗濯機の異音は、修理担当者が訪問したときには再現しないことも少なくありません。
電話だけで「ブーンという音です」と説明しても、人によって受け取り方が違うため、症状が正確に伝わらない場合があります。
動画や録音があれば、音の種類や大きさ、発生するタイミングを客観的に伝えられますね。
撮影するときは、洗濯機全体が映る位置から始めると状況が分かりやすくなります。
操作パネルやエラー表示がある場合は、その画面も一緒に映しておきましょう。
「洗い」「すすぎ」「脱水」「排水」のどの工程で音が出るかも、動画内で記録しておくと役立ちます。
たとえば、「脱水が始まって約30秒後にゴーという音が大きくなる」といった情報があると、修理担当者も状況を把握しやすくなります。
動画は30秒~1分程度でも十分です。
異音がはっきり聞こえる場面を中心に撮影してください。
撮影中は洗濯機へ近づきすぎず、安全な距離を保ちましょう。
激しく揺れている洗濯機へ手を伸ばしたり、本体を押さえたりするのは危険です。
焦げ臭さ、煙、水漏れがある場合は、録画よりも安全確保を優先してください。
異音だけでなく、「いつから」「どのくらいの頻度で」「毎回なのか、ときどきなのか」もメモしておくと相談しやすくなります。
録音や動画は、修理担当者との認識違いを減らし、原因の特定を早める助けになりますよ。
⑤保証期間を調べる
修理を申し込む前に、メーカー保証や販売店の延長保証が残っていないか確認しておきましょう。
保証期間内であれば、修理費用の一部または全部が保証される場合があります。
保証書を保管しているなら、購入日や保証期間を確認してください。
保証書が見当たらない場合でも、家電量販店の会員情報やネット通販の購入履歴から確認できるケースがあります。
近年は、5年保証や10年保証などの延長保証へ加入している家庭も少なくありません。
加入していることを忘れてしまっている場合もあるため、一度確認してみる価値はありますね。
保証が残っている場合は、自分で修理したり分解したりしないよう注意してください。
利用者による分解や改造が原因で保証対象外になることもあります。
修理受付へ連絡するときは、型番、購入日、異音の症状、録画した動画があることも一緒に伝えるとスムーズです。
保証が終了している場合でも、まずは修理費用の見積もりを取りましょう。
修理費用と買い替え費用を比較すると、どちらが適しているか判断しやすくなります。
また、製造終了から年数が経っている洗濯機では、補修用部品の保有期間が終了している場合もあります。
部品が用意できなければ、修理ではなく買い替えを提案される可能性があります。
修理を依頼する前に保証内容まで確認しておけば、余計な出費を防げることもあります。
最後に、型番・使用年数・異音の動画・保証内容の4つをまとめておくと、問い合わせから修理までスムーズに進められるでしょう。
修理と買い替えの判断基準5つ
洗濯機のモーター音がうるさくなった場合、「修理したほうがいいのか、それとも買い替えるべきなのか」で迷う方は多いでしょう。
実際には、異音だけで判断するのではなく、使用年数や修理費用、保証の有無などを総合的に比較することが大切です。
ここでは、後悔しない判断をするために確認したい5つのポイントを紹介します。
①使用年数で判断
まず確認したいのは、洗濯機を何年使用しているかです。
使用年数が長くなるほど、モーターだけではなく、軸受けや排水ポンプ、電子基板なども少しずつ劣化していきます。
一か所だけ修理しても、数か月後に別の部品が故障するケースも珍しくありません。
購入から年数が経過している場合は、修理だけでなく買い替えも比較対象として考えると判断しやすくなります。
一方、購入して間もない製品なら、保証の対象になる可能性もあります。
年数だけで決めるのではなく、故障内容や保証の有無も合わせて確認しましょう。
②修理費で判断
修理費用がどのくらいになるか確認してから判断することも重要です。
異音の原因が排水ポンプやセンサーなど比較的小さな部品なら、修理費を抑えられる場合があります。
一方で、モーターや軸受け、洗濯槽周辺の部品交換になると、修理費が高額になるケースもあります。
まずはメーカーや販売店へ見積もりを依頼し、修理費用を確認しましょう。
新しい洗濯機の購入費用との差が小さい場合は、買い替えのほうが結果的に安心できる場合もあります。
見積もりを見ずに判断するのではなく、金額を比較してから決めるのがおすすめです。
③部品在庫で判断
修理用部品が残っているかどうかも重要な判断材料になります。
メーカーでは、製造終了後も一定期間は補修用性能部品を保有しています。
しかし、その期間を過ぎると必要な部品が手に入らず、修理できないことがあります。
部品在庫がない場合は、修理を希望しても買い替えを案内される可能性があります。
修理受付へ問い合わせる際は、型番を伝えて部品在庫も確認してもらいましょう。
④故障頻度で判断
最近になって故障が増えてきた場合は、買い替えも視野に入れましょう。
以前から何度も修理している洗濯機では、新しい部品へ交換しても別の箇所が故障する可能性があります。
排水エラー、給水エラー、異音、水漏れなどが続いているなら、修理費が積み重なってしまうこともあります。
修理履歴を思い出し、今後も安心して使えるかという視点で考えてみてください。
一度きりの軽微な故障なら修理、複数回の故障が続くなら買い替えという考え方も一つの目安になります。
⑤省エネ性で判断
新しい洗濯機は、省エネ性能や静音性能が向上している機種も多くあります。
毎日のように洗濯する家庭では、水道代や電気代の節約につながる可能性があります。
また、最新機種は脱水時の振動や運転音が抑えられているモデルも増えています。
家族が増えた、洗濯回数が多くなったという場合は、容量を見直すよい機会にもなるでしょう。
修理費用と今後のランニングコストを比較し、長期的にどちらがお得か考えることが大切です。
迷ったときは、「修理費用」「使用年数」「保証」「部品在庫」「今後の使い方」の5つを整理すると、自分に合った選択がしやすくなるのです。
まとめ
洗濯機のモーター音がうるさくなった場合でも、すぐにモーター故障と判断する必要はありません。
洗濯物の片寄りや詰めすぎ、本体の傾き、異物の混入、排水口の詰まりなど、家庭で改善できる原因が隠れているケースも多くあります。
まずは、異音が鳴るタイミングや音の種類を確認し、今回紹介した対処法を一つずつ試してみましょう。
一方で、焦げ臭さや煙、水漏れ、異常な発熱、洗濯機が動くほどの激しい振動などがある場合は、安全のため直ちに使用を中止し、メーカーや販売店へ相談することが大切です。
修理を依頼する際は、型番や使用年数、異音が発生する工程、動画や録音、保証内容を事前に確認しておくと、スムーズに相談できます。
また、長年使用している洗濯機では、修理費用だけでなく部品在庫や今後の故障リスク、省エネ性能も含めて、修理と買い替えのどちらが適しているかを比較することも重要です。
洗濯機から聞こえる異音は、大切な家電からのサインです。
無理に使い続けるのではなく、原因を落ち着いて確認し、安全を第一に判断することで、余計な修理費や思わぬトラブルを防ぎやすくなります。
この記事が、洗濯機の異音で悩んでいる方の不安を解消し、最適な対処方法を見つける手助けになれば幸いです。

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